LINEを使って八戸市中心街のショッピング・飲食店やイベントの情報、デジタルクーポンを提供するサービス「はちまちLINE」が3月4日、始まった。
八戸市の中心街デジタル推進の一環として、八戸市内で文具や書籍の販売を手がける金入(八戸市卸センター)が運営。飲食やショッピング、歴史・文化などを配信する「お店をさがす」や、イベント・祭り・展示会などの情報を配信する「まちのイベント」、行きたい店の位置を検索できる「はちマップ」など、八戸市中心街に関する情報をLINE上で提供。デジタルクーポンやスタンプラリーも実施し、コロナ禍の影響を受ける八戸市中心街の活性化を狙う。
3月4日~19日は、27店舗で使える「500円クーポン」を配布。参加店でQRコードを読み込むと、その場で値引きが受けられる。今後はクーポン企画の第2弾・第3弾や、ゴールデンウイーク期間の4月28日~5月8日には八戸の特産品を進呈するスタンプラリーを実施する。
企画はカネイリ番町店(番町)に拠点を置く「はちまち制作室」が手がける。「はちまち」は2020年、八戸中心商店街連絡協議会が同社に委託し、八戸市中心街の情報を発信するサイトとして発足。「はちまちLINE」は八戸市の「中心街デジタル推進事業」の公募で選定され、昨年11月から開発を進めていた。専用アプリでは利用者のハードルが高いことから、利用者の多いLINEを活用して展開することにした。
事業を担当する葛形さんによると3月6日時点の登録数は1000人以上だという。葛形さんは「中心商店街の店の情報検索やお得なクーポンが配布される機能がある。地元の人はもちろん、県外の人にも使ってもらい、宝探しのように店の魅力を発見してほしい。ゴールデンウイークにはスタンプラリーも始めるので、ぜひ登録してほしい」と利用を呼びかける。