音楽グループ「androp」でボーカル・ギターを担当する内澤崇仁さんが地元・八戸を訪れ、思い出の地を巡りながら撮影・弾き語りに臨んだ。
内澤さんはandropのメンバーとしてボーカル・ギターを担当するほか、音楽プロデューサーとしての顔も持つ。
スペースシャワーTVの番組「音景-内澤崇仁-」の撮影に合わせて2月に帰郷。八食センター(八戸市河原木)、種差海岸、八戸酒造(湊町)などの観光スポットの他、市立第一中学校(吹上2)、ライブハウスROXX(類家)など、内澤さんにとっての「音楽と共に残したい景色」を巡り、弾き語りの旅を展開した。
八戸酒造は内澤さんにとって「いつかライブがしてみたい場所だった」といい、江戸時代の趣が残る文化庁登録有形文化財の「北蔵」で業務用コンテナボックスに腰掛け、弾き語りの映像を収録した。
出身校の第一中学校では在学当時担任だった丸山裕治教諭と再会。丸山さんは当時の卒業アルバムを開き、「中学生の時は目立たなかったが、今やスターだね」と語りかけるなどして教え子との思い出を回想し、「ずっと音楽の世界で活躍していってほしい」と労った。
学生時代に初めてライブを行ったというROXXでは、オーナーのユキさんが内澤さんを出迎えた。ユキさんは当時の内澤さんについて、「寡黙にギターを弾いている印象」と振り返り、andropで活躍する今の内澤さんについては、「センターでまっすぐに前を見てすてきな歌を歌っていて、衝撃だった」と話した。
滞在中、内澤さんは自身の楽曲について回想。「Tonbi」では長者山新羅神社(長者)周辺に咲くアジサイの花を、「Basho」では東京では見られない冬の八戸の海の情景をイメージしているという。内澤さんは地元・八戸での滞在を「改めて八戸を知ることができた。八戸は優しい人が多い印象。それで自分が生かされてきたことを知ることができ、音楽を好きになることができたと気づいた」と振り返り、「八戸に恩返しをしたい。日本だけでなく、いろいろなところで自分の音楽を表現できる自分になりたい」と思いを新たにした。
滞在の様子はスペースシャワーTVと八戸テレビで放送される。放送時間は、スペースシャワーTV=3月16日21時30分~22時、八戸テレビ=4月の土曜16時~16時30分。