八戸酒造（八戸市湊町）が4月29日、地酒「陸奥八仙」と「ミルク工房ボンサーブ」を運営する斗南丘牧場（むつ市）のヨーグルトを組み合わせたリキュール「八仙ボンサーブいちご」を発売する。

「八仙ボーンサーブいちご」をアピールする八戸酒造の駒井秀介専務

　同社は昨年1月、陸奥八仙とヨーグルトを組み合わせた「八仙ボンサーブヨーグルトリキュール」を発売。ヨーグルトの酒を造りたいと考えていた斗南丘牧場が青森銀行のビジネスマッチング制度を活用して同社に声をかけ、2021年6月、開発に着手。約7カ月で発売にこぎ着けた。昨年6月には販売本数が1万本を超え、新ラベルにリニューアル。同社専務の駒井秀介さんによると毎月1500本、4月までに計2万4000本を製造したが、現在でも問い合わせが多い状況だという。

　29日に発売する「いちご」は、ミルク工房ボンサーブの開店25周年を記念し、イチゴを生産するA-berry（アベリー）（むつ市）の協力を得て開発。搾取したイチゴ果汁を加え、風味を楽しめるようにした。「イチゴの甘酸っぱさとヨーグルト・日本酒のうまみや甘みのハーモニーが特徴」と同社。アルコール度数は5％。限定3000本で、追加生産は行わない。

　駒井さんは「冷やしてストレートや、氷を入れてロックで。凍らせたフルーツにかけて、アイス感覚で楽しむのもお勧め」と話す。

　内容量は720ミリリットルで、価格は2,200円。青森県内の同社特約店、ミルク工房ボンサーブ、A-berry、同社直売所、オンラインショップで扱う。直売所は土曜・日曜定休。