八戸港に水揚げされた魚介類を販売する「浜市場みなとっと」(八戸市湊町)が現在、水産加工品を製造する「ヤマヨ」(江陽4)とのコラボ企画「八戸名産『しめさば』食べ比べ対決!」を開いている。
直売所で販売する魚介類を自由に選んでオリジナルの海鮮丼「のっけろ丼」を作ることができる同店。企画では、八戸産の締めさばを多くの人に知ってもらおうと、食堂で提供する「のっけろ丼」のネタにヤマヨの「赤酢しめさば」、みなとっとの食堂「鮮八」の「料理長が作る渾身(こんしん)のしめさば」を用意。気軽に楽しんでもらおうと、通常より値段を下げた。同店によると「のっけろ丼を通じて、消費者と地元・八戸の水産加工メーカーをより強くつなぐことができるのでは」と考え企画したという。
「赤酢しめさば」は、同社と上北農産加工(十和田市相坂)のコラボ商品として2022年4月から販売。「第33回全国水産加工品総合品質審査会」で最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞。同店ではこの商品に対抗しようと、「鮮八料理長が作る渾身のしめさば」で勝負をかける。
期間中、「赤酢しめさば」「料理長が作る渾身のしめさば」を、通常220円のところ180円で提供。気軽に食べ比べてもらおうと、両方なら300円にする。
来店客は2種類を「のっけろ丼」に載せ、食べ比べる。食後は、「赤酢しめさば」の「赤シール」、「鮮八料理長が作る渾身のしめさば」の「青シール」のほか、「どっちも」の中からシール1枚を選び、アンケートに貼って投票する。
ヤマヨ営業部加工食品課の伊澤綾さんは「八戸の名産である締めさばを多くの人に知ってほしい」と話し、企画を通して「赤酢しめさばも食べてみたい人に、のっけろ丼でおいしく食べてほしい」と笑顔を見せる。みなとっとの大山知希副店長は、「料理長が作った手作り締めさばと、ヤマヨの赤酢しめさばを食べ比べ対決をして、締めさばの素晴らしさを伝えたい」と力を込める。6月17日は伊澤さんが店頭に立ち、試食販売や特別価格での販売を行う。
ツイッター連動企画も実施。大山さんは「勝ち負けよりも、」イベント自体を楽しんでほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~14時。火曜・水曜定休。6月18日まで。