青森県を中心に音楽活動を展開するシンガー・ソングライターの古屋敷裕大(ふるやしきゆうた)さんとアートコーディネーターの今川和佳子さんが「店主」になってオリジナルの料理や酒を提供する「昼のみ部」が6月24日、コワーキングカフェ「エスタシオン」(八戸市番町)で開かれる。
古屋敷さんは階上町在住。地元・青森をテーマにした楽曲の制作やライブ活動を展開。今年4月からはラジオパーソナリティーを務めるなど、活動の幅を広げる。今川さんは八戸市を中心にアーティストの招致、アートプロジェクトの企画・運営を手がける。
昨年4月、八戸市中心街で昼に酒・ランチが楽しめる場所を提供しようと、今川さんと企画。営業時間外の飲食店を間借りするなどして定期的に開いてきた。メニューは「料理が好き」と言う2人のオリジナル。ネーミングにもこだわった。今回は、古屋敷さんが味付けした油揚げ・ウズラの卵を使った「ゆうたのおいなりさん」、今川さんが考案した「和佳子のモロだしチンゲンサイ」「インド人もびっくりのキーマカレー」などを提供。生ビール、日本酒、ウイスキー、ワイン、ソフトドリンクも。古屋敷さんがオリジナルの楽曲をギターで弾き語りする「店主ユウタのライブ!」も予定する。
「酒を飲むと突拍子もない案が出る」と古屋敷さん。「今川さんと自身のグッズの案を話し合おうと八戸市中心街で日曜の昼に酒を提供する店を探したが見つからなかった」といい、自身と今川さんが「店主」になって酒・料理を提供することを考えた。「いろいろな人が出会い、新しいことが生まれたらと考え企画した」とも。
同店での開催は5月6日に続き2回目。前回、同店には古屋敷さんのファンや音楽仲間、今川さんと関わりのあるアート関係者、市民などが駆けつけ、2人が提供する料理を味わったり酒を片手に談笑したりするなどして、思い思いの時間を過ごした。
古屋敷さんは「生ビールのたるを用意するので、楽しんでほしい」と来場を呼びかける。「ランチでの来場も歓迎」とも。
開催時間は11時30分~17時30分。古屋敷さんの弾き語りは14時10分~14時30分。入場無料。