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八戸・多賀小児童が「お面」制作体験 八戸市美術館が企画

制作したお面を着けて記念撮影する児童

制作したお面を着けて記念撮影する児童

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 東京在住のアーティストタノタイガさんと小学生がオリジナルのお面を作る「タニノマス小学校出張ワークショップ」が6月20日、八戸市立多賀小学校(市川町)で行われた。

タノタイガさんとお面を制作する児童

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 八戸市美術館(八戸市番町)で開催中の企画展「美しいHUG!(ハグ)」に合わせて実施。同展では、タノタイガさんの顔をかたどった3510個のお面が並ぶ作品「タノニマス」を展示。来館者はお面に手に取り、絵を描いたり、さまざまな素材を貼り付けたりして装飾することができる。タノニマスの名称は、タノタイガさんの「タノ」と、「匿名」を意味する「アノニマス」を組み合わせた造語。

 ワークショップは八戸市内の小・中学校と同館による「学校連携プロジェクト」の一環。出張ワークショップは、普段美術館に足を運ぶ機会が少ない郊外の小学生にアートに触れる機会を提供しようと、同校、三条小学校(尻内町)、金浜小学校(金浜)の3校で実施。「小学校でワークショップをやってみたい」というタノタイガさんの声を受け、実現した。

 同日、1年生13人、2年生20人が参加。タノタイガさんの顔がかたどられたお面を手にした児童たちは、「何これ」「気持ち悪い」など興味津々の様子。タノタイガさんが「これは僕の顔をかたどったお面。みんな一人一人違うように、新しいお面に作り直して、すごい作品にして」と呼びかけると、児童らは紙にデザイン画を描き、お面に油性ペンで目を描いたり、毛糸・布などを接着剤で貼ったりするなどして、思い思いの装飾を施した。

 2年生の宮古拓武(たくむ)君は30センチほどの白いひげが特徴のお面を制作。「楽しかった。いろいろなサンタクロースをイメージして作った。ビニールテープで作った眼鏡の部分が大変だった。世界中の人に見に来てほしい」と笑顔を見せる。

 今後、児童らはワークショップで自分たちが制作したお面を探しに美術館に来館する予定だという。

 同館の開館時間は10時~19時。火曜休館。観覧料は500円。8月28日まで。

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