八戸経済新聞の2023年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、階上にオープンした総菜店「おかず家」（階上町道仏）を紹介した記事だった。

3位にランクインしたandropのボーカル・ギターの内澤崇仁さん

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 階上に和洋総菜扱う「おかず家」　自家製塩で仕上げたローストポークも（2/3）

2. 十和田に「ビワノコーヒー」2号店　16種類の豆で自家焙煎コーヒー提供（3/7）

3. 八戸出身の「androp」内澤崇仁さん、地元で思い出の地巡る（3/13）

4. 八戸・片町朝市を引き継ぐ「街＆丘の朝市」　今年も4月2日から開催（3/27）

5. 青森・十和田に落語家の新拠点「とわだ演芸場」　こけら落としに林家三平さん（3/27）

6. 八戸の保護猫カフェ「またたび亭」が移転　猫とくつろぐ空間提供（4/21）

7. 青森・五戸の中村畳工店、車中泊用の畳を発売　イグサの香りをアウトドアで（2/27）

8. 八戸新湊に鮮魚店「尾崎商店」　自家製の塩辛・干物を販売（4/21）

9. 八戸にキッチンカー「Pizza217」　青森県産野菜使ったピッツァ提供（2/20）

10. 八戸に「南部名川せんべいたまや」キッチンカー　焼きたての南部せんべい販売（4/19）

　1位の「おかず家」は国道45号線沿いで営業。店主の佐京亮輔さんは道の駅はしかみで営業するパン店「ふうこパン」の誘いで総菜の販売を始め、口コミで評判が広がり店の開業に至った。炭火で焼いた「ローストポーク」には、佐京さんの父・剛さんが海水から手作りした塩「つよ塩」を使っている。このほか、自家焙煎（ばいせん）コーヒーを提供する「ビワノコーヒー」の2号店「十和田とわふる店」（2位）、青森県産野菜を使ったピッツァを提供するキッチンカー「Pizza217（に・いち・なな）」（9位）、郷土菓子「南部せんべい」を提供するキッチンカー「南部名川せんべいたまや」（10位）など、飲食店の記事が上位にランクインした。

　3位は、音楽グループ「androp」のボーカル・ギターを担当する内澤崇仁さんが2月、地元・八戸に帰郷した記事。内澤さんはこの帰郷の中で八戸酒造を初めて訪れ、駒井秀介（ひでゆき）専務の案内で酒を試飲し、弾き語りに臨んだ。これがきっかけで7月16日、同社主催のイベント「八仙夏の蔵まつり」でソロライブを行うことが決まっている。

　感染対策が5類に移行し、八戸圏域はイベント・祭りの再開が見られるようになってきた。7月29日には八戸の夏を彩る音楽フェス「南郷サマージャズフェスティバル」が4年ぶりに行われ、7月31日～8月4日には青森県を代表する祭り「八戸三社大祭」で4年ぶりにみこし・山車・郷土芸能の運行・披露が行われる。八戸経済新聞は「南部八戸の情報発信拠点」として、八戸圏域の明るい話題に目を向けた取材活動を続けていきたい。