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田中なつきさんが三沢航空科学館を「遊び倒し」 開館20周年に合わせ

三沢航空科学館スタッフの矢幅比呂邦さんと談笑する、田中なつきさん・北野ごぼうさん

三沢航空科学館スタッフの矢幅比呂邦さんと談笑する、田中なつきさん・北野ごぼうさん

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 青森県立三沢航空科学館(三沢市三沢)をタレント・ユーチューバーの田中なつきさんが紹介する動画が6月26日、田中さんのユーチューブチャンネルに公開された。

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 2003(平成15)年8月に開館し、今年8月に20周年を迎える同館。7月15日~9月24日は20周年を記念した特別企画展「恐竜展~大空をめざした恐竜~」を開く。動画は周年に合わせ、同館から「遊び倒してほしい」と「ラブコール」を受けた田中さんが制作。「青森県住みます芸人」の北野ごぼうさんと同館を訪れた様子をユーチューブチャンネルに公開した。

 「三沢航空科学館でしか体験できない最強アクティビティがやばすぎたww」と題した約14分の動画では、「航空科学館の職員なのに高所恐怖症」だという同館スタッフの矢幅比呂邦さんがカラフルな帽子をかぶった「矢幅くん」に扮(ふん)して施設を案内。2人は同館の展示を体験しながら、航空科学・宇宙への理解を深めた。

 3年ぶりに「体験搭乗」が解禁された「大空ひろば」では、航空自衛隊で使われた航空機「F-104」のコックピットを見学。矢幅さんは「専門のスタッフが説明しながら体験することができる」と呼びかける。

 館内では1931(昭和6)年、三沢市淋代海岸を出発し世界で初めて「太平洋無着陸横断飛行」に成功した「ミス・ビードル号」の原寸大のレプリカをはじめとした展示を見学。高さ10メートルに設置されたレールを滑走する「大空を飛ぼう」でロープにつり下げられた田中さんは、「生きて帰ってくる」「足がブルブル震える」などと緊張の面持ち。出発すると、叫び声を上げながら館内の天井を巡った。「宇宙探査ミッション」では月・火星・冥王星の重力を体験。それぞれの惑星の重力を体験した2人は、「ずっとやっていたい」「星によって重力がこんなに違う」と感想を話す。

 体験後、田中さんは「すごく楽しめた」と振り返り、北野さんは「次に来るときは彼女を3人くらい連れて体験したい」と言い笑いを誘った。

 同館は未来を担う子どもの「感動する心」「挑戦する心」「科学する心」を育成するため、青森県の航空史を伝え、科学技術を体験できる場として青森県が設置。2020年にリニューアルし、入館者数300万人を達成。リニューアル後は400万人到達を目指していたが、コロナ禍の影響で臨時休館を繰り返し、開館中は一部の展示を休止していた。5類移行を受け、5月に一部の展示・体験を再開した。同館の大栁繁造館長は2022年度の事業実施状況を振り返る館報の中で、「未来の世界について夢と希望を盛り立てていきたい」としている。

 矢幅さん「(動画では)まだ紹介していないところもたくさんあるので、遊びに来てほしい」と来館を呼びかける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。常設展示の入館料は、一般=510円、高校生=300円、中学生以下無料。

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