青森県南部地方の秋を彩る風物詩「五戸まつり」が9月1日~3日、4年ぶりにみこし行列・山車合同運行を行う。
五戸まつりは、八幡宮、稲荷神社、神明宮を中心とした神事。みこしのほか、神話・伝説などを題材した山車が練り歩く。
昨年は感染対策のため運行を取りやめ、山車を展示。今年は4年ぶりに「お通り」「お還(かえ)り」などの運行を行う。山車組がはやしを披露する「喧嘩(けんか)太鼓」、坂道の多い運行ルートで祭り関係者が山車を引き上げる場面など、祭りの名物とされる場面が復活する。
五戸町観光協会の村上荘士事務局長は「先に坂道を上ったほかの山車組が苦戦している山車組の引き上げを手伝うなど、町内の枠を超えた絆がある。コロナ前のにぎわいを取り戻すべく、各町内が頑張っている。4年ぶりということで、より良い祭りにしたい」と力を込める。
「お通り」は1日13時30分~17時、「山車夜間共演」は2日18時30分~20時30分、「お還り」は3日13時~17時30分。