八戸の郷土料理などを提供する屋台が並ぶ「八戸屋台村みろく横丁」(八戸市三日町・六日町)が現在、来年4月のリニューアルに向け新規出店者とマスコットキャラクターのデザインを募集している。
八戸市中心街の三日町・六日町を貫くようにして26の屋台が軒を連ね、ビジネス客・観光客・市民でにぎわう同横丁。2002(平成14)年の東北新幹線八戸駅開業に合わせ、八戸の活性化と食文化の発信につなげようと営業を始めた。
新規出店者の募集は、飲食店の開業を目指す人の起業支援につなげようと3年ごとに行ってきた全店舗入れ替えの一環。コロナ禍の影響を受け、今回は5年ぶり6回目の入れ替えになる。マスコットキャラクターのデザイン募集は20年ぶり。同横丁への愛着を深めてもらおうと企画した。
同横丁テナント会村長の久保裕史さんは「みろく横丁で商売して自己実現し、夢をかなえる人を募集している。新しいキャラクターも楽しみにしている」と話す。
新規出店希望者の応募条件は、食品衛生管理者の資格があることや出店後、地域食・八戸の魅力の情報発信に努めることなど。個人・法人の別や飲食業界の経験の有無は問わない。既存店の移転・追加出店も可能。書類選考や面談、試食会などを行い、採用者を10月末に決定する。応募は同横丁ウェブサイトで受け付ける。9月20日まで。
マスコットキャラクターのデザインは、プロ・アマ問わず募集。未成年の応募には保護者の同意が必要。採用作品は10月中に決定し、作者に賞金10万円を進呈する。キャラクターの正面・背面のデザインを郵送・メールで受け付ける。9月30日まで。