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八戸にショーパブ「カルラ」 観光名所を使った演出も

「showclub-KA-RU-LA」で行うステージの様子

「showclub-KA-RU-LA」で行うステージの様子

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 青森県八戸市で飲食店事業を展開する金剛グループ(八戸市鷹匠小路)が9月18日、金剛ビル(同)2階にショークラブ「showclub-KA-RU-LA(カルラ)」をオープンした。

「showclub-KA-RU-LA」の店内

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 新型コロナウイルス感染対策が5類に移行し、ビジネス客などでにぎわいを取り戻した八戸の「夜の街」に観光・エンターテインメントの新しい拠点を作ろうとショーパブをオープン。ダンサー・振付師として活動した経験を持つ蛭子結友さんが「ママ」を務める。

 蛭子さんは銀座のショークラブ「笑座こんぱる」(東京都中央区)で長年座長を務めていたが、コロナ禍をきっかけにショービジネス界を引退。母親の住む八戸に移住し、ライバー、占いなどに取り組んでいたところ、たまたまダンサーとして出演したステージが同社の大久保圭一郎社長の目にとまり、開店への誘いを受けた。八戸市中心街を自分たちの手で活性化させようとクラウドファンディングで約32万円の支援を集めて準備を進め、オープンにこぎ着けた。蛭子さんは「八戸の夜の街をエンターテイメントという新たな切り口で盛り上げたい」と意気込む。

 ステージで行う「ショータイム」は、構成・演出・振付・衣装デザインにこだわる。25分間のショーを演出する照明・音響・映像はコンピュータで制御。ストーリーに合わせて披露するダンス、早着替えが見どころだという。ショー中に投影される動画には八戸の観光名所も登場し、観光PRにもつなげる。女性が見ても楽しめるよう工夫した。内容は3カ月ごとに更新。今後は占いも行う予定。

 トランスジェンダーとして生活する蛭子さんは「LGBTとしての悩みを抱える人に、地元でも活躍できることに気付くきっかけになりたい。ダンス文化が盛んな八戸。若い世代にも見てほしい」と話す。

 大久保社長は「ショーパブという新しい業態を手がけることになった。本格的なショークラブは北東北で初。東京で長く活動してきたダンサーを招き、八戸の夜の観光名所として楽しい店にしていきたい」と力を込める。

 営業時間は、火曜~土曜=20時~翌1時、日曜・祝日=18時~24時。月曜定休。

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