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八戸で「自動車フェスティバル」 自衛隊車両の展示、レスキュー実演も

消防署職員によるレスキュー作業 

消防署職員によるレスキュー作業 

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 青森県自動車整備八戸協議会(八戸市桔梗野工業団地2)は9月17日、「八戸自動車フェスティバル2023」をピアドゥ(沼館4)駐車場で開いた。

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 八戸市内・近郊の自動車整備業者で組織する同協議会の恒例イベント。4年ぶりの開催となったこの日は、自動車の定期整備を呼びかけ、会場を訪れた市民向けに「マイカー無料点検」を行った。計51台を点検し、オイルが減っている車両、タイヤの溝が減っている車両には整備を促した。

 会場では、「働く車」の展示として、陸上自衛隊八戸駐屯地(市川町)から、地対空ミサイルを搭載した「ホークミサイル」、地対艦ミサイルシステムを装備した「88式地対艦ミサイル発射機搭載車」などを展示。普段は見ることができない大型特殊車両の展示に多くの人が足を止めて見入っていた。

 消防職員によるレスキュー作業実演では、大勢の家族連れが見守る中、運転手が車体に挟まれて身動きがとれない状態を想定し、車両のドア・天井などを壊し、運転手に見立てた人形を救出するデモンストレーションを行った。

 八戸を代表する祭り「八戸三社大祭」に参加する「淀山車組」による山車展示も行った。自由に太鼓をたたくことができ、訪れた子どもたちは「楽しい」と笑顔を見せていた。イベントの締めくくりには「創作太鼓響(ひびき)」が和太鼓演奏を披露し、花を添えた。自動車販売店などによる新車の展示も行い、注目を集めた。

 同協議会会長の吉田功一郎さんは「イベントで行ったマイカー点検を通して車の整備の大切さを知り、交通事故防止につなげてもらいたい。訪れた人にも整備士の仕事に興味を持ってもらえたら」と話す。

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