「札幌ラーメン 味楽軒(みらくけん)青葉本店」(八戸市青葉3)が6月21日、8年ぶりに営業を再開した。
「津軽三年味噌(みそ)」の赤みそ・白こしみそ使ったみそラーメン(850円)で知られる同店。1963(昭和38)年に北海道で創業し、1975(昭和50)年以降、八戸市内に複数の店を構えた。青葉本店の店主・戸草内勇一さんは3代目。母方の祖父母が創業した店を守り続けてきたが、2018(平成30)年、仕入れでバイク運転中に交差点で車に突っ込まれて大けがを負い、入院。休業に追い込まれた。幸い、戸草内さんの両親が支店の「小中野郵便局前店」を運営していたため味は守られた。
営業の再開は、駐車場が確保でき、勇一さんのけがが快方に向かったことから、小中野郵便局前店を青葉本店に集約する形で実現。勇一さんは現在、愛車の「ハーレーダビッドソン」で買い出しに出たり、調理場に立ったり、接客をしたりと、忙しい日々を送る。店には両親の姿もある。
再開に合わせて内装・外装を一新。戸草内さんの友人が制作したという看板には赤く太い「味楽軒」の字が躍る。真っ赤な椅子や使い込んだ木材を使った内装でも、友人や知人の力を借りた。
みそ、しょうゆ、塩など合わせて約30種類のラーメンを提供。北海道から八戸に移転して以降、メニューを増やし続けてきたという。キムチもつ鍋定食(1,300円)、かつ丼(1,100円)も提供している。
「年配の人や家族連れも多く来店する中で、食べたいものがラーメンとは限らないと考えた。ニーズに応えてメニューを増やしていったら、今のメニューの数になってしまった」と戸草内さん。事故後は、多くの知人から心配の声が寄せられたという。「もともとパワフルなところが自分の長所。県外から足しげく通ってくれる人や、昔から食材を届けてくれている業者もいる。60年近く営業した中で培われた人とのつながりと自分のカラーを大切にしながら、店を続けられたら」と話す。
営業時間は、11時~15時、17時~21時。定休日は毎月3日、13日、14日、23日。