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鳥屋部えんぶり組、40年ぶりにはんてん新調へ 階上小閉校も継承の決意固く

八戸えんぶりで舞を披露する鳥屋部えんぶり組(2018年、写真提供=こなんぶ)

八戸えんぶりで舞を披露する鳥屋部えんぶり組(2018年、写真提供=こなんぶ)

 青森県階上町の郷土芸能団体「鳥屋部えんぶり組」が約40年ぶりに衣装を新調する。

色あせたはんてん

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 毎年2月、八戸に春を呼ぶ伝統芸能の祭り「八戸えんぶり」に参加する同えんぶり組。江戸時代に始まり一度途絶えたが、1976(昭和51)年に復活し、今年で50周年を迎えた。現在使用するはんてんは昭和後期から使われてきたが、色あせや生地の擦れが目立つようになった。後継者育成の要となってきた階上小学校での「子どもえんぶり」の活動が今年の「八戸えんぶり」をもって終了する中、えんぶりの文化を途絶えさせないようにと、約40年ぶりに新調することを決めた。約76万円かけて30着を製作することを目指し、7月15日からはクラウドファンディングで支援を募っている。

 7月17日、活動拠点の保存館には約15人のメンバーが集まり、クラウドファンディングの返礼品の製作に汗を流した。返礼品は親方が持つ指揮棒「ザイ(またはジャイ)」や太夫の舞に使う道具「ジャンギ」などのミニチュア、太夫がかぶる烏帽子(えぼし)、同えんぶり組の家紋をあしらったシールなど。小学生の子どもたちは真剣な表情でザイの先に紙テープを付けていた。今後は家紋をあしらったパーカやTシャツも製作する予定だという。

 同えんぶり組では1989(平成元)年から37年間、階上小学校の児童にえんぶりを指導する「子どもえんぶり」に取り組んできた。子どもえんぶりをきっかけに同えんぶり組のメンバーになった人も少なくないという。しかし同校は創立150周年を迎えた2025年度、児童数の減少を背景に赤保内小学校に統合される形で閉校。子どもえんぶりの活動は今年2月の八戸えんぶりを最後に終了した。今後、赤保内小学校でえんぶりを指導する予定はないという。現在、同えんぶり組で祝福芸を担当する小学生は他地域や八戸市内からの参加児童が多い。鳥屋部地区は子どもが少なく、今後は後継者の確保が課題だという。

 同えんぶり組では来年2月の八戸えんぶりに新しいはんてん姿で参加することを目指す。親方の田中純さんは「私たちは皆、えんぶりが大好き。返礼品は楽しみながら作っている。古い歴史があるえんぶり組を、後世につないでいきたい。皆さんに協力してもらいながら、準備を進めていけたら」と話す。「青森県と言えば、八戸三社大祭、弘前ねぷたまつり、青森ねぶた祭が有名。えんぶりも全国の皆さんに知ってもらえたら」とも。

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