八戸工業高校(八戸市江陽1)材料技術科の生徒が「先生」になって小学生に指導する「ものづくり教室」が10月5日、西白山台小学校(西白山台)で開かれた。
材料技術科の特色を生かした地域貢献の一環として行い、今年で8回目。同科の生徒によるグループ「チームマテリアル」が指導を担当する。児童に素材の持つ面白さを体験してもらうこと、高校生のコミュニケーション力の向上、学習内容を深めることを目的に取り組む。
同小「理科実験クラブ」の児童30人を対象に「金属を溶かす実験」「溶かした金属を使ったものづくり」を行った。児童は高校生の手ほどきを受けながら、低い温度で溶ける合金を作り、溶かして型に流し、キャラクター型の作品を完成させた。金属が溶ける瞬間には歓声が上がった。
材料技術科の坂下哲也教諭は「高校生は、普段勉強していることを小学生に教える難しさ・楽しさを感じることができたと思う。小学生には金属や素材の面白さを感じてもらえたらうれしい」と話す。