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八戸市美術館で「ハッピー・ブルドッグ展」 学生団体とのコラボも

ブルドッグの顔をかたどっただるま

ブルドッグの顔をかたどっただるま

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 ブルドッグを題材にした絵画・造形物を制作するハッピー・ブルドッグさんの個展「ハッピー・ブルドッグ展」が10月19日~22日、八戸市美術館(八戸市番町)で開かれた。

八戸市美術館のジャイアントルームに展示した「布オブジェ」

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 会場には、色とりどりの絵の具でブルドッグの表情を描いた油絵、風神・雷神に扮(ふん)したブルドッグのイラスト、ブルドッグの顔をかたどっただるま、八戸の郷土玩具「八幡馬」に装飾を加えた作品など、個性豊かな56点が並んだ。最も大きな作品「布オブジェ」は、高さ11メートル、幅5メートルの布に巨大な樹木を描き「勇気や希望、植物が持つパワー」を表現した。ハッピー・ブルドッグさんは「たくさんの犬たちが楽しそうにしている空間にした」と話す。

 飼い主のいない動物への関心を持ってもらおうと、保護活動に取り組む北里大学十和田キャンパス(十和田市)の学生団体「北里しっぽの会」とコラボレーションした展示も用意した。「絵を見て新しい家族として迎えるきっかけになればうれしい」とハッピー・ブルドッグさん。同団体が現在保護している犬・猫の絵を描き、展示した。

 初日の19日、八戸市内から訪れた亀田禮子さんは「実際のブルドッグはいかついイメージがあるが、絵にすると優しい表情になる。色使いもカラフルで好き。自分は80歳だが、あと10年を目標に頑張ろうと思った」と話した。

 アーティスト名の「ハッピー・ブルドッグ」は、かつて飼っていたブルドッグにちなむ。愛犬の姿が「アート作品に見えた」といい、2019(平成31)年からブルドッグをテーマに創作活動を始めた。これまで、青森県内、大阪府での個展をはじめ、2020年~2022年には米国、フランスでのグループ展に出展。今後は音楽アーティストとのコラボレーションも検討しているという。

 ハッピー・ブルドッグさんは今後の活動について「自然や犬たちのパワーで希望や元気を届けられたらうれしい」と話す。

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