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天津木村さんが八戸で「どじょうすくい」体験 「腰つきが最高」

どじょうすくいを踊る木村卓寛さんと金山澤英子さん

どじょうすくいを踊る木村卓寛さんと金山澤英子さん

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 お笑いコンビ天津の木村卓寛さんが12月3日、八戸で「どじょうすくい」の踊りを体験した。

どじょうすくいの腰の動きを練習する木村卓寛さん

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 詩吟を使ったお笑いネタと「あると思います」のせりふで知られる木村さん。2021年から盛岡市に移住し、テレビ番組のレギュラー出演、ユーチューブでの動画配信など、岩手県・青森県で活動の場を広げている。今月2日~4日、レギュラー出演する岩手朝日テレビ(盛岡市)の番組「天津木村のへぇ~ 岩手、それあると思います」の撮影で八戸を訪れ、偶然知り合った市民からどじょうすくいの指南を受けた。

 岩手の歴史・文化・産業などを取り上げる同番組。どじょうすくいは3日に訪れた文化教養センター南部会館(八戸市内丸3)で体験。前日の撮影後に訪れた飲食店でどじょうすくいに取り組む金山澤英子さんと知り合い、体験することになったという。

 「(金山澤さんの)誘い笑いと腰つきが最高」と木村さん。豆絞りをかぶり、ざるを身に着け、同館を訪れた市民を前にどじょうすくいに挑戦。腰を振りながら歩く独特の動きを難なく身に付け、金山澤さんと共に「セッション」を繰り広げた。金山澤さんは「初めてなのに、腰の動き、手の動き、流れをつかめることにとても驚いた」と話した。

 金山澤さんは現在、八戸市内でどじょうすくいに取り組む。「2016(平成28)年ごろにテレビで見た名人のどじょうすくいに涙が流れた。どこまでも笑いを引き出す技にプロの精神を感じ、島根県の本部に問い合わせた」と話す。2017(平成29)年から安来節保存会東北支部に入会し、どじょうすくいを学んだ。2018(平成30)年に臨んだ3級の資格審査会で同保存会では異例だという「特別昇級」を受け、2級の資格を獲得。現在は1級を保有。新型コロナウイルス感染拡大の影響で同支部での活動を休んでいたが「今後は支部に復帰し、慰問なども行って、とにかく皆さんに笑って、喜んでもらいたい」と意気込む。

 木村さんは「いつの間に初対面の人たちとどじょうすくいを見ることになるとは。自分の今後の芸の助けになりそう。宴会があれば披露したらいいかもしれない」と笑顔を見せる。

 木村さんがどじょうすくいを体験する様子は来年2月~3月、同番組で放送するほか、同番組ユーチューブチャンネルで配信する。

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