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八戸・常現寺で4年ぶりに「お寺えんぶり」 小中野えんぶり組が全演目を披露

「お寺えんぶり」への来場を呼びかける高山元延住職

「お寺えんぶり」への来場を呼びかける高山元延住職

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 常現寺(八戸市小中野6)の恒例行事「お寺えんぶり」が2月19日、4年ぶりに開かれる。

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 八戸の冬を彩る伝統芸能の祭り「八戸えんぶり」の開催に合わせ、同寺院が企画する同イベント。高山元延(げんえん)住職によると、2000(平成12)年、小中野地区で長年途絶えていた「小中野えんぶり組」が再結成されたことを受け「お寺でえんぶりをしたら面白いのでは」と考え、2002(平成14年)年から毎年2月19日に開いてきたという。毎年200~300人の市民が詰めかける。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年~2023年は中止していた。

 「演者と観客が近いため一体感が生まれるのが見どころ」と高山住職。イベントは、本堂の座敷で小中野えんぶり組が烏帽子(えぼし)をかぶった「太夫」による舞い「摺(す)り」のほか、恵比寿舞、大黒舞などの全ての演目を約2時間かけて披露する。今年は小柴社中の「南部手おどり」も披露される。

 同寺院の運営について「街おこし、寺おこし、心おこし」を掲げる高山住職は「本尊に小中野のえんぶりを奉納する。神様、仏様、ご先祖様、みんなでえんぶりを楽しんでほしい。暖かい場所で見られるし、せんべい汁の振る舞いもあるので、皆さんで来てほしい」と呼びかける。イベントの様子はユーチューブで配信する予定。

 18時開始。入場無料

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