男性を対象としたワークショップ「暮らし学アカデミー 男・本気のパン教室」の試食会が2月20日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で開かれた。
同館が主催。八戸在住の下斗米弘充さん、田中博史さん、小泉俊喜さん、蛇口恵旦さん、久保博基さん、大崎孝二さんがパン作りを学んだ成果を試食品の塩パンで発表した。講師はパン店「アンジェリーナ」(小中野4)の店主・菅野泰明さん。同館のスタッフによると「パンを作る教室に男性は参加しづらいのではないか」と男性向けの講座として企画したという。
昨年11月から今年1月にかけての4回にわたる講座では学んだのは、フランスパンに比べて柔らかい食感で「ソフトフランスパン」の生地を使ったパン。内容は「講師の作った生地に慣れる」「粉からパン作り」など。試食用のパン生地は2月16日に作った。最終回に当たる試食会では同館を訪れた子どもから大人が塩パンを味わっていた。
「今までにない経験をしみたくて参加した。男性のみなので参加しやすかった。いろいろなことを学ぶことができ、何よりも家族がおいしいと言ってくれたのがうれしかった」と下斗米さん。パンを作った経験があるという田中さんは「パン作りが好きなので参加した。講師がしっかり教えてくれたので初心者とも楽しく作れた」と話す。受講最年長者で73歳の大崎さんは「パン作りの経験はないが、もしかしたら自分でも作れるかなと挑戦した。要領が分からなかったが講師や若い人たちに教わりながら形にすることができた」と振り返った。