八戸の夏の夜空を彩る風物詩「第44回八戸花火大会」が8月18日、館鼻漁港(八戸市新湊)で開かれる。
主催する大会委員会が5月9日、YSアリーナ八戸(売市)で会議を開き、開催日を決定した。同委員会では6000発の打ち上げを目指し、準備を進める。雨天の場合は8月25日に延期する。
例年8月に開かれる同大会は、スターマインやBGM付きの花火などが八戸の夜空を焦がす夏の風物詩となっている。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年~2022年は規模を縮小して開催。感染対策が5類に移行された昨年は例年の規模に戻して開催し、約6000発の花火を打ち上げた。
今年は昨年に続き、市内の小学校に通う児童が制作した募金箱を商業施設に設置して支援を募る「花火玉募金」を行うほか、大会までの機運を高めようと、新たに動画配信に取り組む。大会関係者へのインタビューや花火の制作現場の様子などを撮影した映像の公開を予定する。このほか、会場に足を運ぶことが難しい人や、会場外から花火を楽しむ人のために、大会当日、ラジオ局による生中継、ケーブルテレビ局による動画配信サイトでの生配信も予定する。
大会委員会の石橋伸之会長は「物価高騰や人手不足などの課題もあるが、例年通りの開催を目指している。花火大会を通じて市民に笑顔を届けたい」と力を込める。
有料指定席の価格や発売日は今後、公式サイトやSNSで知らせる。