八戸市庁舎本館1階市民ホールで、歴代の八戸市景観賞受賞作品を展示する「景観賞受賞作品パネル展」が始まった。
八戸市景観賞は1987(昭和62)年に第1回を実施。八戸にある素晴らしい景観を発見し、普段意識しない景観に対して関心を持ち、潤いと安らぎに満ちた魅力あるまちづくりに寄与することを目的にしている。昨年までに24回実施し、64作品が受賞している。
同賞は、建物や構造物そのものの景観を対象とする「まちなみ空間部門」と景観形成に寄与する運動などを対象とする「景観づくり部門」の2部門。過去の受賞作品は、伝統ある歴史的建造物や工業地帯のガスホルダーやセメント工場のNSPタワーなどバラエティーに富んだ選出がされている。
パネル展では、過去の受賞作品の写真を受賞理由とともに展示する。建造物などが位置する場所の地図も並び、実際に受賞作品を見に行きやすいように工夫がしてある。
同賞は一般公募で候補が決まり、例年40作品ほどの応募がある。同賞事務局の八戸市まちづくり文化推進室の担当者は「最近は新しい建物の中に、どこか懐かしさを感じさせるもの。レトロ風なものが人気がある」と傾向を話す。「毎日、少しずつ花の手入れをするような地道な活動の積み重ねに光が当たるようになれば」と賞への応募も呼び掛ける。賞への応募は随時受け付けているが、7月31日で年度を区切る。
開催時間は8時15分~17時。土曜・日曜休館。入場無料。7月26日まで。