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三沢に交流空間を設けたシェアオフィス「ブルー」 内装に青森の伝統工芸も

館内に設けたラウンジ

館内に設けたラウンジ

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 交流スペースを大きく設けたシェアオフィス「BLUE(ブルー)」(三沢市三沢)が6月1日、三沢病院(同)近くにオープンする。

ラウンジの壁面に設置した南部裂き織りの作品

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 ウェブメディアの制作やマーケティングなどを手がける企業「材(ざい)」(大町)が約4億円を投じ新築で整備した。2人~20人の利用に対応する大小さまざまなオフィス12室、1人用のカウンター席4席、ミーティングルーム2室などを用意する。敷地内には単身向け12室、家族向け2室備えたアパートも整備した。

 玄関を抜けてすぐの場所にキッチンやソファを設置したラウンジを設け、打ち合わせや休憩での利用のほか、異業種間の交流も促す。プロジェクターを用意し、イベントやセミナーにも使えるようにした。1階から2階に向かう階段は、一部の踏み板の幅を広くし、座ることができるようにした。2階には畳を敷いたフリースペースを設けた。

 インテリアには津軽びいどろやブナコ、床材や柱には青森ヒバなど、青森県の伝統工芸や木材を使う。ラウンジの壁面には幅約3.5メートル、高さ約1.5メートルの南部裂き織りの作品を設置。八戸でアートディレクションを手がける佐々木遊さんが企画に参加し、八戸で活動するグループ「工房澄(ちょう)」が制作を担当した。

 施設名は、三沢空港や航空自衛隊三沢基地、1931(昭和6)年に三沢を出発して太平洋無着陸飛行に成功した航空機「ミス・ビードル号」など、三沢が「空の町」として知られることや、太平洋に面した町であることから、青空や海の青色をイメージさせる「BLUE」とした。

 材の浄法寺朝生社長は「三沢は多様性の象徴のような町。受容力のある空間でおおらかな気持ちで働いてもらえれば」と話す。

 利用には入居契約が必要。5月24日現在、10~20人用のオフィス3室、5、6人用のオフィス2室の入居者を募集している。

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