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八戸市美術館で「顔」テーマの「かおてん」 飲食店や施設で関連企画も

「床田愉男」で顔を作って遊ぶ園児

「床田愉男」で顔を作って遊ぶ園児

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 クリエーティブユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」による、「顔」をテーマにしたアート作品展「tupera tuperaのかおてん.」が7月6日、八戸市美術館(八戸市番町)で始まった。

エスタシオンで提供するメニュー

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 2020年から全国7カ所を巡回してきた同展。8カ所目の八戸開催でファイナルを迎える。会場では、絵本、テレビ番組、舞台のアートディレクションなどを手がけるツペラツペラの絵本「かおノート」「こわめっこしましょ」の原画や、顔のパーツを探したり組み立てたりして遊ぶ作品など約175点を紹介する。

 床に置いた直径3メートルの大きな顔形の作品「床田愉男(ゆかだゆかお)」は、来場者が目、鼻、口、眉毛、舌など大きなパーツを自由に並べ、来場者自身も作品に寝転がるなどして顔を完成させる。天井には鏡を設置して、完成した顔と記念撮影することもできる。

 来場者は会場で販売する「かおシール」(220円)「かおルーペ」(110円)を使って展示室内の顔のパーツを探したり、オリジナルの顔を作ったりして遊ぶことができる。施設内の48カ所にはツペラツペラの2人が「顔」を隠したという。

 7月5日は「第二さえずりの森」(番町)の園児14人が開催前の会場に招待され、「床田愉男」「かおシール」「かおルーペ」などを使った遊びを体験。園児は自分の背丈ほどある顔のパーツを自由に並べて大声で笑ったり、かおルーペを片手に会場を巡って作品を興味深そうに眺めたりして楽しんでいた。

 八戸市中心街にある飲食店や施設では関連企画も展開する。八戸グランドホテル、コワーキングカフェ「エスタシオン」、カネイリ番町店「カネイリ喫茶」(以上、番町)では、「顔」をテーマにしたオリジナルメニューを用意。エスタシオンでは食パンにベーコン、パプリカ、コーンなど具材を載せて顔を作る「かおぱん」(880円)を提供する。八戸ブックセンター(六日町)では同展が完成するまでの裏側を紹介した「『かおてん.』の裏側展」を行う。

 熊谷雄一市長は「市では子どもたちに本に親しんでもらおうと取り組んでいる。中心市街の店で提携事業もある。多くの人に来場してほしい」と話す。

ツペラツペラの亀山達矢さんは「子どもから大人まで体を使って楽しめる展示。八戸ゆかりの顔もあるので探してほしい」、中川敦子さんは「初日に公開制作した作品も飾る。関連企画もあるので楽しんでほしい」と呼びかける。

 開館時間は10時~19時。火曜休館。入場料は、一般=1,000円、中・高校生=600円、子ども=500円、2歳以下無料。9月1日まで。

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