青森の地酒「陸奥八仙」の「南郷ジャズラベル」が7月27日、野外音楽フェス「第32回南郷サマージャズフェスティバル2024」の会場で販売される。
日本酒を提供する飲食店「SAKEつなぐ」(八戸市鷹匠小路)が、陸奥八仙を製造する八戸酒造(湊町)と同フェス実行委員会(南郷市野沢)の協力を得て企画した商品。「陸奥八仙特別純米」の瓶に、同フェスのポスターに使われる南部菱(ひし)刺しの模様、「八仙」のロゴマークなどをあしらったラベルを貼った。同フェスのステージで使うロゴマークの文字「Nango2024」も踊る。
店主の小笠原慎さんは2013(平成25)年~2015(同27)年、八戸酒造の蔵人として陸奥八仙を製造した経験を持つ。南郷ジャズラベルは、同フェスに初めて出店することを八戸酒造の社員に伝えたところ、オリジナルラベルを作ることを提案され、企画したという。
当日は、カッコーの森エコーランド(南郷中野)で開く同フェスに同店が出店して販売。このほか、八戸のご当地サイダーとして知られる「三島シトロン」と陸奥八仙を使った「八仙トニック」、陸奥八仙をソーダで割った「エイトボール」などを提供する。小笠原さんは「八仙トニックは、暑い会場で多くの人に楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせる。
「陸奥八仙はフルーティーな香りが特徴。南郷ジャズラベルは、土産品や南郷ジャズフェスの思い出として手に取ってほしい」と小笠原さん。同フェス実行委員会広報部会長の二ツ森護真さんは「青森を代表する酒に南郷ジャズのロゴをプリントしてもらえてうれしい。フェス当日は暑くなることが予想される。会場で酒を飲む人には、水やスポーツドリンクも飲みながら楽しんでほしい」と話す。
アルコール度数は15%。内容量は300ミリリットル。価格は1,000円。240本限定。