ニンニクを使った料理を提供する飲食店「にんにくバルよしだ家」がみろく横丁(八戸市三日町)にオープンし、7月20日で3カ月がたった。
三戸町で「ぼかし肥料」を使ったニンニクの生産と、加工品の製造、販売に取り組む「よしだや」(三戸町斗内)が、国内での生産量が約7割を占めるという青森県産のニンニクを使った料理を楽しんでもらおうと出店した。同社が飲食店を出店するのは初めて。
席数は、店内8席、屋外8席。料理は同社が生産したニンニク「福地ホワイト」を使い、東京都内のイタリア料理店やフランス料理店でシェフを務めた経験を持つ大橋佑介さんが腕を振るう。「ガーリックシュリンプ」(800円)や「シェフの気まぐれアヒージョ」「最強のG飯ガーリックライス」(以上、700円)、火を通したニンニクとトマトソースに合わせて食べる「ローストガーリック」(800円)などを提供する。大橋さんは「ニンニク好きにはたまらないと思ってもらえるメニューをそろえた」と自信をのぞかせる。
ニンニクを使ったドリンクやスイーツも提供。「ガーリックビール」(650円)、「ガーリックレモンハイボール」(700円)、甘じょっぱい味が特徴だという「ガーリックハニートースト」(500円)などを用意する。
「日本酒、レモネード、アイスティーにニンニクを入れてほしいという人もいる。意外と合うのでリクエストしてほしい」と大橋さん。同社統括部長の大村聡さんは「青森県はニンニクの生産量が全国1位だが、八戸や近郊にニンニク専門の夜の店がないと感じていた。バルを通してよしだやのにんにくを広めたいと、発信力が強いみろく横丁で挑戦する。翌日に匂いが残らないよう工夫して調理している。安心して食べてほしい」と話す。
営業時間は17時30分~24時。日曜定休。