田子町の夏を彩る風物詩「第13回田子大盆踊り大会」が8月15日、田子町中央コミニュニティ広場(田子町田子)で開かれる。
青森・岩手・秋田の旧南部領に伝わる盆踊り「ナニャドヤラ」を踊る同大会。会場中央の櫓(やぐら)で田子町ナニャドヤラ保存会の会員が「ナニャドヤラ ナニャドナサレノ ナニャドヤラ」の歌詞を繰り返す歌を1時間ノンストップで披露し、訪れた市民が輪になって踊る様子が名物となっている。
事務局を担当する田子町観光協会の西村祐哉さんによると、例年、八戸市、三戸町、岩手県二戸市などから市民が詰めかけるほか、東京都在住の盆踊り愛好家が参加することも多いという。
会場では、踊りの「上手さ」「一生懸命さ」「笑顔」などを基準に来場者の踊りを審査する。最優秀賞に液晶テレビ、優秀賞にサーキュレーター、敢闘賞に自動掃除ロボットなどの商品を用意。子ども対象の「ちびっこ大賞」には、菓子の詰め合わせを用意するほか、来場者全員に同大会オリジナルの手拭いを進呈する。「上位を目指すなら浴衣での参加がお薦め」と西村さん。
18時から行う「盆踊り直前スペシャルライブ」では、同町在住の演歌歌手・滝上寿也さんや、八戸出身のシンガー・ソング・ライターでmegu(メグ)さんのライブを予定する。
西村さんは「今年も多くの人に参加してもらい、楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は19時~20時。雨天時は田子町農業者トレーニングセンター(田子)で行う。
8月10日・12日はナニャドヤラの踊りと太鼓を練習するワークショップを開く。会場は田子町中央公民館(同)。実施時間は19時~20時30分。参加無料。申し込み不要。