「しろがね2024夏祭り」が8月23日~25日、八戸市白銀地区で開かれた。主催は同地区の地域振興に取り組む団体「白銀振興会青年部(通称「すろがね青年部」)」。
23日・24日は、白銀公民館(八戸市白銀3)駐車場で「白銀おしまこ盆踊り大会」を開いた。幼児から高齢者までの地域住民がキャラクターをかたどった山車灯籠を囲んで盆踊りを楽しみ、親睦を深めた。「大抽選会」では当選番号が読み上げられるたびに歓声が上がった。
25日に行われた「白銀まつりパレード」では、白銀四頭権現を先頭に、幼児が引く「ミニおみこし」、イカをかたどったかぶり物「イカジン」をかぶったメンバーが引く山車灯籠などが列を作り、坂道の多いコースを約1時間30分かけて進んだ。上り坂で「イカジン」をかぶった高校生が山車灯籠を懸命に押すと、沿道からは「頑張れ」「押して押して」などと歓声が上がった。行列が白銀公民館に戻った後は、山車灯籠を中心に記念撮影を行った。
すろがね青年部は2013(平成25)年設立。代表のささきたかおさんは大きなアフロヘアが特徴で、メンバーには「でっかいトイプー」の愛称で親しまれる。団体名の「すろがね」は「白銀」の南部弁の発音から取った。これまで、「無理のない範囲で、楽しみながら楽しませる」をモットーに活動してきたという。
祭りを終えたささきさんは「昨年は雷雨だったが、今年は天候に恵まれた。盆踊りは、子どもたちや、若い人たち、お年寄りの皆さんにも喜んでもらえた。これからも『すろがね』を楽しい場所にしていきたい」と笑顔を見せる。