南部町の冬を代表する祭り「南部地方えんぶり」に合わせたイベント「かがり火えんぶりと音楽会」が2月8日、バーデパーク(南部町苫米地)で初めて開催される。
剣吉地区をメインエリアに開かれる祭りに合わせ、観光客や、運動施設、レストラン、宿泊施設を訪れる市民に旧八戸藩領を中心に伝わる郷土芸能「えんぶり」を楽しんでもらおうと企画した。
ふくちアイスアリーナで行うかがり火えんぶりには同町で活動する福田上(かみ)えんぶり組が出演。照明による演出の中、豊作を祈る「摺(す)り」と呼ばれる舞いや、子どもたちが愛らしい姿を見せる祝福芸、同組の「名物」の一つとされるおはやしなどを披露する。
ウェルネスホールでは福地小学校(福田)のブラスバンドクラブが練習の成果を披露する「音楽会」を行うほか、かがり火を設置した屋外会場では、甘酒の振る舞い、郷土料理「せんべい汁」の販売などを行う。
同施設の出町さんは「初めての試み。いつもと違う雰囲気のバーデパークを楽しんで」と呼びかける。
開演時間は、音楽会=16時、えんぶり公演=17時。入場無料。