
八戸市民フィルハーモニー交響楽団の「第57回定期演奏会」が4月27日、SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂、八戸市内丸1)で開かれる。
同交響楽団は1964(昭和39)年、地域の音楽愛好者によって結成され、今年で61周年を迎えた。現在は八戸圏域在住の20代~70代の約60人で活動。プロの指揮者を招いて開く定期演奏会や、秋~冬に開く「名曲コンサート」「特別演奏会」など、年間を通してクラシック音楽の演奏活動に取り組んでいる。
今回は、指揮者に三河正典さんを迎え、ドボルザークの「序曲 謝肉祭」「交響曲第9番 新世界より」などを演奏する。ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」には、八戸を中心に活動するピアニストの佐藤慎悟さんが出演し、公演に花を添える。
同楽団が定期演奏会で「交響曲第9番 新世界より」を演奏するのは1982(昭和57)年と2003(平成15)年に続き、3回目となる。「耳なじみのある曲がどのような楽器で演奏されているかが見られるのは、生演奏ならではの楽しみ」と全ての演奏に参加したというビオラ担当の山田圭子さん。2回目の演奏になるというバイオリン担当の木村希織さんは「指揮者も違うし、メンバーも入れ替わっている。過去の演奏と聞き比べるのも楽しいのでは」と話す。
「演奏できることに喜びを感じ、毎日楽しく過ごさせてもらっている。ブランクがあるが、演奏活動に復帰できてうれしい」と話すのは、昨年8月に入団したバイオリン担当の多田侑司さん。今年1月に入団したばかりで今回が初舞台というホルン担当の柳沢志織さんは「新世界はホルンが活躍する場面が多く、耳なじみのあるメロディーがホルンで演奏されていることを感じながら聞いてほしい」と話す。
14時30分開演。入場料は、大人=1,500円、中高生=1,000円(当日は200円増し)。小学生以下無料。チケットは、SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂)、南郷文化ホール、八戸ポータルミュージアムはっち、デーリー東北チケットセンター、ショッピングセンターラピア、フルサワ楽器などで販売する。