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八戸で「工場」テーマに文化祭-現代アートから手作りグッズまで多彩に

文化祭には受講生が作った八戸工場景観マップや八戸工場グッズが並ぶ

文化祭には受講生が作った八戸工場景観マップや八戸工場グッズが並ぶ

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 八戸の福年ファクトリー(八戸市十六日町)、福年ラボ(同)で12月14日、「八戸工場大学文化祭 工場サイコウ」が始まった。工場を多角的に捉えクリエーティブな発想で工場の魅力を発信することを目的に八戸市が主催する。

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 8月から開講し、前半は市内の八戸製錬、八戸セメント、東北グレーンターミナル、八戸セメント、三菱製紙八戸工場で働く人を講師に講義を開催。後半は工場の素材を使ったアート活動に取り組むアーティストを招きワークショップなどを全6回開き、工場やアートへの理解を深めた。

 文化祭テーマの「工場サイコウ」の「サイコウ」には「最高」「再考」「再興」「採光」「催行」「採鉱」「砕鉱」「再校」などさまざまな意味が含まれている。

 文化祭では、八戸の工場で生産された紙やコンクリートを使った現代アート作品のほか、地元の工場を舞台にしたアイデア作品、受講生による「八戸工場景観マップ」、八戸工場グッズなどを展示する。

 工場グッズコーナーでは、ガムテープ、ポストカード、食器など受講生それぞれの感性を生かした作品が並び、工場景観マップでは受講生が撮影したフォトジェニックな工場写真を多数飾るなど、訪れていた人を楽しませていた。

 八戸工場撮影ファンクラブ発起人で同大学学長の尾刀(おがた)幸雄さんは「アーティストと工場、受講生である市民がともにつくり上げる文化祭。工場にまつわる現代アートから市民による手作りグッズまでを一同に展示するイベントは他にはないのでは」と胸を張り、「普段遠くから何気なく眺めている工場にもっと親しんでもらえる機会になれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。今月23日まで。

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