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銀行員シンガーの小山内創祐さんが新アルバム 青森のスポーツ応援歌、初CD化

ライブで歌を披露する小山内さん(写真提供=小山内創祐さん)

ライブで歌を披露する小山内さん(写真提供=小山内創祐さん)

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 シンガー・ソングライターの小山内創祐さんが6月7日、ミニアルバム「Over the SONGs」を発売した。

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 青森市で銀行に勤める傍ら音楽活動に取り組む小山内さん。CDのリリースは7年ぶり。配信限定で発売した曲や、再収録した曲など4曲を収録した。

 収録曲の一つ、「Over the Love Song」は20歳の頃に手がけた。2016(平成28)年、旧みちのく銀行の発足40周年を記念したテレビCMのタイアップ曲に起用され、同年発売した自身初のフルアルバム「HarBest」にも収録。今回コーラスで参加した南部町出身のシンガー・ソングライター坂本サトルさんから、「今だからこそ歌える小山内創祐の叫びをこの曲が欲している」という提案を受けて歌詞の一部を書き換え、楽器の編成やアレンジも変更した。小山内さんは「この曲と一緒に約20年歩んできた。もうすぐ40歳になる自分が表現できる深みや厚みを形にしようと、今だからこそ歌える一節を加えた『完成版』として再誕生させた」と話す。

 ヴァンラーレ八戸、東北フリーブレイズ、青森ワッツなどのスポーツチームを応援する楽曲「GOAL」も収録。2018(平成30)年、八戸市が公開したプロモーション動画「WE LOVE GOAL!夢のゴールに、つづく街。」の挿入曲に採用された。手拍子を取り入れたアップテンポなアレンジで、歌詞には東日本大震災の発生によって抱いたミュージシャンとしての無力感や、複雑な思いを込めた。「精神を保ち、自分らしくあるためには、その人の心が生きることだと気付いた。そこに、音楽やスポーツの出番があると感じた」という。

 このほか「産声」「宇宙飛行士」など、配信限定で発売した楽曲も収録する。2020年~2023年ごろにアルバムとしてまとめる構想があったが、新型コロナウイルス禍で音楽活動に思うように取り組むことができず、延期していたという。アルバムのタイトルには「これまでの自分を越えて次に進んでいきたい」「収録曲の向こう側に行きたい」という思いを込めた。

 小山内さんは「これまで大切にしてきた曲をCDに落とし込んだ。配信だけのリリースでも良いと思った時期もあったが、CDとして誰かの手に渡る行為に温かさを感じ、音楽を受け取ってもらえた思いになる。歌という概念を越えた感動を追求していけたら」と話す。

 価格は1,700円。坂本さんが運営するオンラインショップ「坂本商店」や、小山内さんが出演するライブの会場で販売する。

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