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八戸産ブドウ使ったワイン「ピアソルテ」 たる熟成やロゼなど3種類が仲間入り

澤井さん夫婦

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 八戸産ブドウを使ったワインシリーズ「ピアソルテ」が8月8日、南郷ひなた農園(八戸市南郷大森)から発売された。

「ピアソルテ」シリーズは全7商品を用意する

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 澤井勝吉さん、さい子さん夫婦が営む同園。長年葉タバコを栽培してきたが、2016(平成28)年からワイン用ブドウの農家に転身。南郷地区の気候に合う栽培方法を探り、2022年、園地で取れたブドウを使ったワインシリーズ「ピアソルテ」の発売にこぎ着けた。4年目の今年は、たるで熟成させた赤ワイン、ロゼワインなど3商品を追加し、全7商品を用意した。

 赤ワインは2023年産のブドウを使った「ピノ・ノワール樽(たる)熟成2023」と「ツヴァイゲルトレーベ樽熟成2023」の2商品。エーデルワイン(岩手県花巻市)が醸造し、同社のオークだるで1年熟成させた。どちらも辛口で、「ピノ・ノワール樽熟成」はベリー系の甘い香り、「ツヴァイゲルトレーベ樽熟成」はカシスやカカオのような香りが特徴。

 2024年産のブドウを使うロゼワイン「ピノ・ノワール」はウーロン茶を思わせる香りや淡い渋みがあるという。

 さい子さんは「たる熟成は角が取れた丸みのある味。ロゼはワインが苦手な人にもお薦め」と話す。「ピノ・ノワール樽熟成」はあぶりサーモンすし、「ツヴァイゲルトレーベ樽熟成」はガトーショコラ、ロゼのピノ・ノワールはエビやアボカドを使ったサラダとの組み合わせがお薦めという。

 このほか、エーデルワインが醸造した白ワインの「シャルドネ2024」と「リースリング2024」、赤ワインの「ツヴァイゲルトレーベ2024」、くずまきワイン(岩手県葛巻町)が醸造した赤ワインの「メルロー2024」なども用意する。

 同園は9月中旬~10月に収穫期を迎える。さい子さんは「ワイン用のブドウは熟成させて糖度を上げてから醸造する。収穫期に来てブドウを試食してもらえれば」と話す。

 内容量は750ミリリットル(メルローは720ミリリットル)。価格は3,300円~4,400円。同園の直売所で扱う。営業時間は10時~15時。取扱店は同園のウェブサイトで知らせる。

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