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カルビーから青森産ジャガイモのポテトチップス 昆布香る塩味、東北限定で

共同開発したポテトチップスをアピールする関係者

共同開発したポテトチップスをアピールする関係者

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 「青森県産ジャガイモ使用ポテトチップス だししお味」が8月25日、カルビー(東京都千代田区)から発売される。

パッケージには生産者の写真をプリントした

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 JA十和田おいらせ(十和田市西十三番町)とカルビーグループが共同開発。横浜町産のジャガイモを使い、昆布だしの香りと塩味でジャガイモの食感を引き立てた。パッケージには生産者の写真をあしらい「横浜町で育ったじゃがいもをご賞味ください」というメッセージを添えた。

 両者は40年にわたり、ポテトチップスに適したジャガイモの栽培や土づくりに共同で取り組んできた。カルビーがポテトチップス用に使う東北産のジャガイモのうち半分が、青森県産だという。ポテトチップスの共同開発は今年で3年目。2023年には県産のジャガイモとニンニクを使ったポテトチップス「十和田のにんにく味」を発売。昨年発売した「だししお味」の好評を受け、今年も販売に踏み切った。

 22日、JA十和田おいらせが運営する「ファーマーズ・マーケットかだぁ~れ」(三本木)で開かれた商品発表会には、畠山一男組合長、同野菜振興会横浜支部加工馬鈴薯部の二木春美会長、カルビーの江原信社長、カルビーポテト(北海道帯広市)の田崎一也社長が出席した。

 詰めかけた市民を前に試食した江原社長は、同社の看板商品の一つ「かっぱえびせん」のキャッチフレーズになぞらえ「まさに『やめられない、止まらない』商品に仕上がった。100点の仕上がり」と笑いを誘った。田崎社長は「気候変動の影響で苦しい面もあるが、これからも生産者と一体になって持続可能な生産に取り組んでいきたい」と意気込んだ。「横浜町支部での契約栽培の取り組みが地域活性化につながれば、生産者の勇気になる」と話したのは畠山組合長。二木会長は「ポテトチップスは味にコクがあり、ジャガイモの色も良い。最高の仕上がり」と自信をのぞかせる。

 想定価格は160円。ファーマーズ・マーケットかだぁ~れのほか、東北各県のスーパーやドラッグストアなどで販売する。

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