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祭礼団体「遊志会」、三沢まつりで初陣飾る 競演会で2位、特別賞も

ライトアップした山車

ライトアップした山車

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 祭礼団体「三沢祭(まつり)遊志(ゆうし)会」が8月21日~24日、三沢市を代表する山車まつり「三沢まつり」に初参加した。同団体は参加13団体のうち、山車(だし)審査で特別賞、「祭りばやし競演会」で2位に輝いた。

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 三沢まつりは、町内ごとに組織された「祭礼」と呼ばれる団体が制作した色とりどりの「八戸流」の山車が見ものになっている。

 三沢祭遊志会は6月、後継者不足を背景に近年祭りへの参加を取りやめた「中央町一丁目祭礼」と「大通り祭礼」の元メンバーを中心に結成。昨年冬に中央町一丁目祭礼が使っていた山車の土台が偶然見つかり、6月から約3カ月かけて「ヤマタノオロチ」を題材にした山車を制作。蛇に見立てた大きな竜を随所に配置。新たに制作した山車人形に加え、発泡スチロール製の炎や稲妻などの装飾で表情豊かに仕上げた。祭礼委員長の菅原大河さんは「初めての参加で良い山車を制作した努力が、特別賞に選ばれたのでは」と話す。

 大通り祭礼の元メンバーは、同団体が山車の制作を取りやめた後も祭り本番でおはやしの披露を続けてきた。遊志会のおはやしは大通り祭礼のものにアレンジを加え、約3週間かけて練習を行った。21日の前夜祭で行われた祭りばやし競演会では、腕をダイナミックに振る大太鼓、5人の子どもたちによる一糸乱れぬ小太鼓のリズム、笛の音色が会場に響いた。菅原さんは「2位に入るとは思っていなかった。おはやしは子どもたちがメイン。感覚的な部分、理論的な部分を分かりやすく指導したり、個別にアドバイスしたりして、段階的に取り組んだ。練習より出来栄えが良かった」と振り返る。

 本祭初日の22日は大通り祭礼が長年使ってきた大太鼓を山車に乗せて夜間運行に臨んだ。祭りに合わせて制作したロゴマーク入りののぼりを掲げ、子どもと大人が一緒になって三沢市中心部に新しいおはやしを響かせた。

 同団体は今後、来年の祭りへの参加を目指し、老朽化した土台の修理を行う。山車の維持管理には多くの資金が必要だという。市民が参加しやすい仕組みやメンバーの作業分担の見直しなど、組織の体制づくりにも力を入れる。「三沢まつりは参加者、見る人、祭礼が減っている。参加したくても参加を見送る人の窓口にもなれたら」と菅原さん。「常に新しいことに取り組み、皆さんの印象に残る祭礼になれば」と意気込む。

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