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八戸の幼稚園で干し柿づくり体験 渋柿をなめる「実験タイム」も

是川地区老人クラブのメンバーと一緒に柿の皮をむく園児

是川地区老人クラブのメンバーと一緒に柿の皮をむく園児

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 幼稚園児が収穫した渋柿を使った干し柿作りが10月30日、マリアンハウス幼稚園(八戸市是川)で行われた。

渋柿をなめる園児

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 八戸市是川地区は古くから柿の木が多く植わり、100年以上前から干し柿づくりが行われてきたことから「柿の郷(さと)」として知られる。同園の干し柿づくりは毎年、年長児を対象に行っている。この日は、13人が是川地区老人クラブ連合会のメンバー5人の手ほどきを受けた。

 干し柿に使う渋柿は10月27日、地域住民と園児が協力して約300個を収穫した。30日、園児は同クラブメンバー指導の下、ピーラーや皮むき器で柿の皮をむき、柳町勝司園長手製のハンガーに柿を刺した。

 途中、園児が渋柿をなめる「実験タイム」も行った。鮮やかなオレンジ色の実を前に目を輝かせた園児たちは、渋柿をなめた途端に「渋い」「苦い」と顔をしかめていた。柳町園長が「これはまだ渋柿。干すと甘くなる」と説明した。

 体験を終え、参加園児の坂本理成さんは「おいしくできてほしい」、犾舘知世さんは「皮をむくのに緊張した。(指導メンバーが)優しかった」と話す。

 柳町園長は「食育の一環として、今後も活動を続けて行きたい」と話す。干し柿は今後、教室のベランダに干し、約2カ月かけて完成させる。完成後は園児がおやつとして食べる予定という。

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