青森のバルーンアート集団「ねじりんご」によるバルーンショーが12月6日、多賀台保育園(八戸市多賀台3)で行われた。
子どもたちがバルーンアートに触れる機会を設けようと同園を運営する願成寺(市川町)が県内外のイベントや施設でバルーンアートによる装飾を手がける「AOMORIバルーン集団ねじりんご」に依頼し実現。同園の行事「成道会(じょうどうえ)お遊戯会」に合わせて行った。
当日は同団体メンバーのsawaさん、Ruiさんが来園。ショーが始まると軽快な音楽に合わせてバルーンの帽子をかぶったsawaさんが登場し、13人の園児や保護者の視線を奪った。音楽に合わせてsawaさんがサンタクロースやトナカイ、大きなリースを次々とバルーンで作り上げるたびに、会場からは大きな拍手や歓声が起こった。「子どもたちも保護者も、目を輝かせながらショーを見てくれていたのを感じた。自分も励まされた」とsawaさん。
ショーが終わると、sawaさんとRuiさんが子どもたちにバルーンで作ったリストバンドや剣をプレゼント。受け取った子どもたちが「ありがとう」と感謝したり、もらった剣で早速遊び始めたりした。
「子どもたちはもちろん、職員にとってもバルーンアートを見る機会は貴重」と同園職員の益山知加子さん。園長の斉藤陽子さんは「1つのバルーンからさまざまな形ができる様子を見てもらうことで創造力が養われたのでは」と話す。
Ruiさんは「幼稚園や保育園でのショーを見た人から声をかけてもらえることが増えている。1月には成人式の飾り付けなどをメインに活動する。もし見かけたら気軽に声をかけてもらえれば」と話す。