八戸めぐみ幼稚園(八戸市根城)の園児が12月19日、八戸西郵便局(長苗代)で年賀状の投函(とうかん)を体験した。
子どもたちに手紙を書く文化に触れてもらおうと、同局が初めて実施。20人の園児が「大好きな人」に宛てた年賀状を手に訪れた。
園児を前に川村博幸局長は「皆さんに2つのお仕事をしてもらう。1つ目はポストの飾り付け。2つ目は手紙をポストに入れること」と説明。園児は郵便ポストにクリスマスのデコレーションを飾り付け、緊張の面持ちで年賀状を投函した。
サプライズで日本郵便のキャラクター「ぽすくま」や、サンタクロース、トナカイ、雪だるまが登場する場面も。園児はサンタクロースから菓子や貯金箱などのプレゼントを受け取り、笑顔を見せた。
「初めてポストに手紙を入れた。おじいちゃんに『あけましておめでとう』と書いた」と園児の及川いとちゃん。富田いろはちゃんは「岡山のおばあちゃんに『あけましておめでとう、きっと会えるよ』と書いて入れた。楽しかった」と話していた。
川村局長は「SNSでは伝わりにくいことも、手紙で絵や文字にすると真心や思いまで届くことを知ってもらえれば」と話す。「年賀状を元日に届けるには25日までに投函を」とも。