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八戸の焼き鳥店「よしと」が「よしこ」に 廃業決意も後継者現れる

来店を呼びかける「よしこ」店主の木村昌二さん

来店を呼びかける「よしこ」店主の木村昌二さん

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 八戸市中心街の焼き鳥店「よしと」が12月2日、「よしこ」(八日町)として再出発した。

店の窓には大きく「よしこ」の文字が躍る

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 八日町中央パーキング(同)1階で営業する同店。赤坂要人(よしと)さんが岩手県産の「純和鶏(じゅんわけい)」を使った焼き鳥を提供し、約17年間にわたり地元客に愛されてきた。赤坂さんによると、何年も後継者を探していたが見つからず、11月で廃業することを決めていたという。

 事業継承を名乗り出たのは東京都出身の木村昌二さん。2022年に妻の実家がある八戸に移住し、本八戸駅近くでそば店「本八屋(ほんぱちや)」(城下)を経営してきた。2023年10月、館鼻岸壁朝市への出店をきっかけに赤坂さんと知り合い、「よしと」の焼き鳥を初めて食べた際、事業継承を決意したという。店名は一文字違いの妻の名前にした。「あまりのおいしさに驚いた。この味はなくしてはいけないと思った」と木村さん。

 継承後は鶏肉を十文字チキンカンパニー(岩手県二戸市)のブランド鶏「菜彩(さいさい)鶏」に変更したが、味付けや調理方法は「よしと」のレシピを使う。さまざまな部位の焼き鳥を10本セットにした「店主のおまかせ」(1,500円)はテイクアウトにも対応する。

 木村さんは「『よしと』の味や技術を受け継いでいく。ファンの人も初めての人も、食べに来てもらえたら」と話す。

 営業時間は16時~19時。土曜・日曜・祝日定休。

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