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八戸工業高校近くに「小料理屋おうち」 津軽や岩手の地酒、築60年の建物で

本日のお刺し身

本日のお刺し身

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 ダイニングバー「Koryori-ya ouchi(小料理屋おうち)」(八戸市江陽2)が11月27日、八戸工業高校近くにオープンした。

店の正面

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 首都圏でグルメサイトの運営、コンサルタントや飲食店の調理スタッフを務めた経験を持つ弘前出身の山内一透さんが経営する同店。店舗面積は約10坪。席数は8席。津軽地方の「田酒」「豊盃」、盛岡市の「AKABU」などの日本酒を用意。「本日のお刺し身」(770円)は、その日仕入れた魚をしょうゆ漬け、こぶ締め、燻製(くんせい)などで提供。客席にしょうゆは用意せず、酒との組み合わせを楽しんでもらう。

 山内さんによると、注文が最も多いのは「もつすき」(680円)。豚のホルモンを甘めのたれで煮込み、卵黄をのせた。メニュー表にはない料理4品をセットにした「ouchiのおまかせセット」(2,500円)や、鮮やかな紫色の「しば漬けポテトサラダ」(550円)、「鶏軟骨の梅みそあえ」(660円)も用意する。「本日の素(す)ラーメン」(660円)は季節や日によってだしをランダムに変えるという。

 結婚を機に山内さんは妻の実家がある八戸に移住。約2年、市内の居酒屋に務めながら住居と店舗を備えた物件を探し続け、築60年の建物に出合った。柱はそのまま残し、温かな空間を演出したという。交通量の多い通りに面していることから、店の正面に大きな窓ガラスをはめ込み、車の中からでも店内の雰囲気が伝わるようにした。12月13日に来店した近くに住む男性は「小学生の頃からなじんできた建物に新しい飲食店が入ってうれしい。街の明かりが1つ増えたようだ」と話す。

 山内さんは「この店を第2の『おうち』だと思ってくつろいでもらえれば。八戸に限らずさまざまな地域の酒を味わって」と話す。

 営業時間は17時~22時。日曜定休。

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