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中居林えんぶり組、祭りの開幕に向け初練習 「さめなます」で心一つに

中居林えんぶり組の名物のひとつ「さめなます」

中居林えんぶり組の名物のひとつ「さめなます」

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 青森県を代表する冬の祭り「八戸えんぶり」の開幕を目前に控え、2月1日、中居林えんぶり組の練習が始まった。

ベテランの指導を受ける恵比寿舞の子ども

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 青森・岩手の旧八戸藩領を中心に伝承される伝統芸能「えんぶり」。関連行事の中で最大規模の「八戸えんぶり」は例年2月17日~20日に行われ、25~30万人でにぎわう。今年は八戸市、階上町、南部町、おいらせ町などから約30組のえんぶり組が参加し、稲作を表現した舞いで一年の豊作を祈願する。

 八戸市中居林地区の中居林えんぶり組ではこの日、舞い手「太夫」を担当するメンバーやベテランメンバーが倉庫から太鼓や烏帽子(えぼし)などを出し、夜から始まる初練習に備えた。18時、練習会場の消防屯所には約30人のメンバーが1年ぶりに集まり、子どもたちに「恵比寿(えびす)舞」「松の舞」「大黒舞」などの祝福芸を指導。恵比寿舞を担当する小学4年の男の子は、先輩の動きを追って何度も所作を確かめた。太鼓のリズムに合わせ、ぎこちないながらも懸命に体を動かす姿を、大人たちは温かな視線で見守っていた。親方の村上善陽さんによると、同組には今年、約25人の子どもが所属。このうち5人が初めてえんぶりに挑戦するという。

 子どもたちが帰った後、中心メンバーは床に腰を下ろし、地酒を酌み交わした。同えんぶり組の練習期間の名物だというサメの身を細切りにして酢であえた郷土料理「さめなます」が振る舞われ、南部せんべいにのせて口に運んだ。「今年のさめなますは出来が良い」「ちょっと甘すぎるんじゃないか」などと談笑しながら、祭りに向けて心を一つにした。

 村上さんは「子どもたちがえんぶりを待ち遠しく思っていたことを感じた。事故なく、皆さんが笑って過ごせるようにやっていけたら」と話す。

 同えんぶり組は2月17日、長者山新羅神社(八戸市長者1)での「撮影会」(8時~)、20日の八戸市庁前市民広場(内丸1)で開かれる「えんぶり一般公演」(13時~)に出演する。

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