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陸奥湊駅前に食堂「ナクル」 地震乗り越え移転、朝はコーヒー、昼はラーメン

来店を呼びかける田栗さんと妻の佳美さん

来店を呼びかける田栗さんと妻の佳美さん

 塩ラーメンと豚丼を提供する食堂「Nacl(ナクル)」がJR陸奥湊駅1階で営業を始め、3月19日で1カ月がたった。

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 八戸市新井田地区や八食センター(河原木)でラーメン店「麺家(めんや)天岳(てんがく)」を経営する田栗勇太さんが出店した同店。商業施設「アエマ」(八戸市十三日町)で営業していたが、昨年12月8日に発生した最大震度6強の地震で同施設が長期休館に追い込まれたことを受け、陸奥湊駅前地区に移転することを決めた。早朝5時~9時はコーヒー、9時~13時はラーメンや豚丼、定食などを提供する。

 製麺業を営む親戚の影響で25歳でラーメン店を開業した田栗さんは現在42歳。「天岳」では豚骨ラーメンや味噌ラーメンなどのこってりとしたラーメンを提供してきたが、あっさりとした塩ラーメンを提供しようと昨年4月のアエマ開業に合わせてナクルを出店した。店名は、塩の元素記号「NaCl(塩化ナトリウム)」から。

 現在営業する陸奥湊駅前地区は「いさばのかっちゃ」と呼ばれる店子が早朝から鮮魚を販売し、市民や観光客でにぎわいを見せる。移転から1カ月、漁業者が立ち寄り「仕事終わりの一杯」としてコーヒーやラーメンを楽しむ姿も増えてきた。

 9時からの食堂営業の看板メニューは「塩そば」(990円)。4種類の塩を使った塩だれや昆布だしで取ったスープを使う。低温調理で仕上げた鶏チャーシューやムール貝、焼き長ネギをトッピング。塩だれに麺を絡める「塩まぜそば」(990円)、チャーシュー4枚をのせた「肉塩そば」(1,320円)なども用意する。「塩豚丼」「豚塩定食」「塩チンジャオ定食」(以上1,100円~)など、豚肉を使ったメニューもそろえた。

 田栗さんは「(アエマの休業で)廃業も考えたが、取材してくれたユーチューバーをきっかけに、多くのファンがいることを知った。応援してくれる人たちのためにも店を続けたいと思った」と話す。

 日曜定休。

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