八戸市で工場から出る炎を鑑賞し楽しむイベント「-162℃の炎を見よう」が1月8日から開かれる。
同イベントは工場を多角的な面から楽しみ学ぶ発信するプロジェクト「八戸工場大学」として八戸市が企画・運営。同イベントのタイトルにある「-162℃」は、同じ時期に試運転を開始する北東北最大のLNGターミナル「八戸LNGターミナル」で扱うLNG(液化天然ガス)の沸点の温度にちなんでいる。
メーン会場となる八戸港貿易センタービル(八戸市豊洲)では、屋上に5人のアーティストがLNGタンクを模したアート作品を制作し「屋上タンク庭園」として展示。同ビル3階会場ではカフェやこたつスペースなどを設置し、くつろぎながらLNGタンクや八戸LNGターミナルの煙突から吹き出す炎を鑑賞することができる。
会場では八戸工場大学が企画した八戸の工場にちなんだポストカードやタンブラー、ペーパークラフトなども販売する。
関連企画として、屋形船で海上から炎を楽しむ「炎を海から見る屋形船ツアー(9・10・11日、2,000円、要申し込み)」や、アーティスト佐藤時啓さんやJX日鉱日石エルエヌジー・サービスの社員が講師を務める「炎を楽しむトーク&ウォーク(参加無料、申し込み不要)」なども行われる。そのほか、写真講座「デジタル一眼で-162℃の炎を撮ろう」やクラフトワークショップも行われる。
同大学学長の尾刀(おがた)幸雄さんは「LNGターミナルの煙突から大きな炎が吹き出すのは試運転の時だけ。貴重な機会を楽しむとともに、新しくできる八戸LNGターミナルをはじめとする八戸の工場についてもっと知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は15時~19時(土曜・日曜は10時~、最終日は10時~14時)。入場無料。今月12日まで。