八戸公園(八戸市十日市、TEL 0178-96-2932)の動物放牧ゾーンにある猿山でニホンザルの赤ちゃん3匹が産まれて1カ月がたった。
園の猿山では28匹のニホンザルを飼育しているが、5月8日にメス、同24日にメス、同29日にオスの、計3匹の赤ちゃんが生まれ合計31匹となった。同園では例年4月から7月の間に猿の赤ちゃんが生まれる。
猿山付近の掲示板には赤ちゃんの写真付きのポスターが早速貼り出され、新しい家族を祝福している。
同園動物舎担当の長根優さんは「今年も無事に生まれて安心した。赤ちゃんザルはまだ小さいので見つけるのが難しいときもあるが、親ザルの周りをよちよちと歩いている。13時に猿のエサやりをするので、その時は比較的見つけやすい。赤ちゃんザルはとてもかわいくて癒やされるので、ぜひ見に来てほしい」と来園を呼び掛ける。
一方で、赤ちゃんザルに人間(飼育員)が近づくと他の猿たちが警戒して一斉に威嚇してくることもあり、長根さんも、餌やりのときは赤ちゃんザルとの距離に注意を払っているという。
猿山にほぼ毎日来ているという来園者は「赤ちゃんは何をしていてもかわいい。生まれたと思ったら、10日もたたないうちに歩き回っていて驚いた。この調子で元気に育ってほしい」と成長ぶりに目を見張る。
開園時間は9時~17時。月曜休園(月曜が祝日の時は、その翌日休園)。入園無料。