サッカー・JFLのセカンドステージ開幕戦のヴァンラーレ八戸(八戸市南郷区)対ホンダロックSC(宮崎県宮崎市)が6月19日、五戸町ひばり野公園陸上競技場で行われ、1対1で引き分けとなった。
ヴァンラーレ八戸は序盤戦の好調の立役者だった水谷侑暉(ゆうき)選手が2カ月ぶりに復帰。前半11分に相手に先制点を許す苦しい展開となるが、39分にチーム得点王の村上聖弥選手が自ら得たPKを決めて同点に追い付く。後半に勝ち越しを狙い、相手の陣内に切り込むも決定的チャンスをつくり出せなかった。
同点ゴールを決めた村上選手は「前半立ち上がりに失点を許して追う展開となった。自分たちのやるべきサッカーを修正して、慌てずに前半のうちに追いつけたのは良かった」と話し、「後半はなかなかゲームを動かすことができず、引いた相手にどう戦うかが今後の課題。どう点を取るかをチームで統一して練習をやっていきたい」とも。
ヴァンラーレ八戸の次節試合は25日に大阪市に遠征してFC大阪と対戦。次回ホームゲームは7月10日に八戸市東運動公園陸上競技場(八戸市湊高台8)でソニー仙台(宮城県仙台市)と対戦する。
ヴァンラーレ八戸が目標のJ3昇格を達成するには、5位で終わったファーストステージとセカンドステージの勝ち点を足した年間総合順位で4位以内になることに加え、年間の平均観客動員数2000人を達成することが必要。観客動員数は、この日は八戸市や周辺地域の中体連などと日程が重なったため1182人と苦しい状況に。年間平均2000人達成のためにはホームゲーム残り7試合で1万7354人(1試合平均2479人)が必要となっていて、成績面でも観客動員面でも「負けられない戦い」が続く。