八戸のファッションビル「Cino」(八戸市十三日町)屋上で8月11日、みちのくプロレスによるビアガーデンプロレスが行われた。
みちのくプロレスは盛岡を拠点とするプロレス団体で、メキシコにルーツがあるルチャリブレといわれる空中殺法を得意とする選手が多い。
前日まで涼しい日が続いていた八戸だが、この日は快晴の絶好のビアガーデンプロレス日和。客席も370人の満員となった。試合前には気仙・沼ジローラモ選手の歌謡ショーや地元の格闘技教室パラエストラ八戸による柔術講座やエキシビションマッチも行われた。
試合は4試合が行われ、夕暮れ時に屋外でスポットライトに照らされた光景は、普段の体育館などの屋内とは違う幻想的な光景となった。会場がビアガーデンということから、普段の試合会場には足を運ばない客層も多く、リング外にトップロープ越しに跳躍するなどの空中殺法には歓声が上がり、場外乱闘の際には選手が客席にまでなだれ込み悲鳴が飛び交った。
全試合終了後も選手たちは会場に残り、サインや記念撮影に応じた。
市内から友人と訪れたという沼畑さんは「普段はプロレスの試合は見ることは少ないが、ビールを飲もうと友人に誘われてきた。選手との距離が近く、すごい迫力でびっくりした。また来たい」と興奮気味に話した。
気仙・沼ジローラモ選手は「八戸でのビアガーデンプロレスは今年で3年目だが、今日が一番の盛り上がりだった。選手もそれに応え、みんないい試合をした。お客さんにも満足してもらえたのでは」と振り返った。「また10月8日に八戸(八食センター)に来るので応援よろしくお願いします」とも。