八戸・盛岡地域のレストラン・飲食店が参加し定額でランチやディナーを楽しめるイベント「The Best of グルメツアーズ2016」が9月1日、始まった。
同イベントには八戸地域から33店、盛岡地域からは8店の計41店が参加。ランチを1,300円で提供する「ランチツアーズ」には38店(うち盛岡地域8店)、コース料理を3,300円で提供する「グルメツアーズ」には14店(うち盛岡地域1店)が参加する。
同イベントは1988(昭和63)年、「味・知・飲・食グルめぐり」としてスタート。3年前から「The Best of グルメツアーズ」に名称を変え今回で29回目となる。名称を変えたのは「旅(ツアー)をするように飲食店を巡ってほしい」という思いから。これまで行ったことのない店も巡ることで地域の食材の魅力を再発見しょてもらうことも狙う。
昨年から盛岡地域の店舗も参加し一緒にイベントを盛り上げている。歴史的にもゆかりの深い両市民に新しい場所の魅力を提供し両市を行き来し交流を図る。
同イベント実行委員会委員長で「Ristorante SAWAUCHI」(八戸市南類家)店主の澤内昭宏さんは「八戸・盛岡両地域は食材の宝庫。期間中、秋の味覚を楽しんでほしい。これまで行ったことのない店はもちろん、行ったことがある店も期間限定メニューを提供しているので、全店を巡って新しい発見を楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
盛岡市からの参加店「ワインバー アッカトーネ」(盛岡市中ノ橋通1)オーナーソムリエ・松田宰さんは「人は五感で味わう。でも本当に素晴らしいものは五感を超え六感に響く味わいといわれている。記憶に残る味わいに県境はない。参加店がおいしいものを出そうとし、そして、それに集まる方々の笑顔にたくさん会えるのが本当に楽しみ」と期待を寄せる。
利用客にはアンケートを実施し、サービス・しつらえ・料理の総合点で顧客満足度1位の店「The Best of グルメツアーズ・ランチツアーズ」を決定する。アンケートの実施で参加各店の質の向上につなげるのが狙いで、回答者の中から抽選で150人にホテル宿泊券や食事券などが当たる。
10月31日まで。