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八戸で「ど根性ひまわり」が花咲かす 津波被害・石巻の種を譲り受け

石巻から譲り受けた「ど根性ひまわり」の花と「山の楽校」岩崎光宏校長

石巻から譲り受けた「ど根性ひまわり」の花と「山の楽校」岩崎光宏校長

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 八戸の青葉湖展望交流施設(通称:山の学校、八戸市南郷島守)で9月上旬、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻から譲り受けた「ど根性ひまわり」が花を咲かせた。

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 「ど根性ひまわり」は「がんばろう!石巻の会」(石巻市)が東日本大震災を風化させないために行っている活動の一つ。

 東日本大震災で大きな津波被害を受けた石巻市に、津波で流されたヒマワリの種が塩害にも負けずに芽を出し花を咲かせた。同会ではこのヒマワリを「ど根性ひまわり」と名付け、津波被害の記憶を多くの人に伝えるために子孫の種を配布している。子孫の種は全国各地に配られ、米国シアトルマリナーズの岩隈久志選手の手にも渡るなど支援の輪が広がっている。一連の活動を絵本としてまとめた「ど根性ひまわりのき~ぼうちゃん」(漆原智良著、さくらせかいイラスト、第三文明社刊)も発売されている。

 山の楽校では、このヒマワリの6代目となる種を今年譲り受け、9月上旬に見事に花を咲かせた。今年の花の見頃は過ぎてしまったが、震災の記憶を風化させないようにと山の楽校では今後も7代目、8代目と種を植えていく予定。

 同校の岩崎光宏校長は「山の楽校でも種をいただいて、見事に花を咲かせた。東日本大震災を風化させないという強い思いを訪れた人に理解していただきながら、ヒマワリ畑を展開していきたい」と話す。

 同校では例年8月下旬に200万本以上のヒマワリの花が見頃となり多くの来場者でにぎわう。

 開校時間は8時~17時。入場無料。月曜定休。

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