八戸で初心者や子ども向け「ジャズ塾」 ライブハウスで月1回開催

「八戸ジャズ楽団」による「ジャズ塾」

「八戸ジャズ楽団」による「ジャズ塾」

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 八戸のライブハウス「いわぶち響堂(ひびきどう)」(八戸市小中野8)で8月から、市内のジャズグループ「八戸ジャズ楽団」による「ジャズ塾」が開かれている。

「ジャズ塾」の練習風景

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 同楽団は市内や青森県南地域在住のジャズミュージシャンの有志が、今年結成。9月末まで八戸に住んでいたジャズピアニストのデビッド・マシューズさんを「校長」としている。

 八戸市は北東北最大級のジャズフェスティバルの「南郷サマージャズフェスティバル」が開かれるなどジャズの盛んな地域。大所帯のビッグバンド形式から小編成のコンボバンドまで多くのジャズバンドが活動している。

 市内のジャズシーンでは熟練したミュージシャンが数多く居る一方で、ジャズの演奏にはアドリブ演奏などのジャンルに固有の演奏技術が求められ、初心者はもちろん吹奏楽・バンド経験者にとっても取っつきづらいものになっている。

 八戸ジャズ楽団は、地域のジャズシーンの裾野を広げようと、地域のジャズシーンの将来を担う子どもたちや、ジャズ演奏をしたくても機会に恵まれなかった大人たちを対象にジャズ塾を開いている。

 10月1日に行われた3回目の塾では、市内の小学生5人が参加。トランペット、トロンボーン、サクソホンなど管楽器の基本的な練習方法や音の出し方について学んだ。参加した最近サクソホンを購入したばかりという小学校低学年の男の子は、塾の初めは音が全く出なかったが、約1時間の練習で見事に音が出るようになった。

 市内でアマチュアトロンボーン奏者として活動する同塾の管楽器コーチ藤田直哉さんは「八戸はジャズが盛んな街だが、吹奏楽やそれ以外の音楽も盛ん。大人も子ども一緒に楽しめるジャズバンドとして八戸ジャズ楽団を結成した。ジャズ塾はとにかくみんなで集まってジャズで触れてみよう、楽しんでみようという企画。10年も吹いていないという人でも歓迎」と参加を呼び掛ける。

 同塾の開催は毎月第1土曜。参加料は、小中高生=無料、大人と引率者=1,000円。
要事前申し込み。

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