暮らす・働く

八戸大学のジーパン学長、「理想の八戸ライフスタイル」を提案

「ジーパン学長」の愛称で親しまれる八戸大学学長の大谷さん

「ジーパン学長」の愛称で親しまれる八戸大学学長の大谷さん

  • 0

  •  

 八戸市公会堂文化ホール(八戸市内丸)で8月22日に開催された「八戸市民大学講座」で、八戸大学(美保野)学長の大谷真樹さんが「理想の八戸ライフスタイル創り-地域資源を活用した新しい未来像-」と題して講演を行った。

[広告]

 大谷さんは八戸市の出身で、大手メーカー勤務を経て1996年にインターネットリサーチ会社「インフォプラント(現マクロミル)」を創業。2001年には起業家のアカデミー賞といわれるアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。その後、経営から身を引き、2008年に八戸大学ビジネス学部客員教授、2010年に八戸大学・八戸短期大学総合研究所所長・教授を歴任し、今年4月から現職に。ジーパンがトレードマークで、愛称は「ジーパン学長」。この日もジーパンの「正装」で登場した。

 講演に先立ち、大谷さんは系列校である光星学院高等学校(湊高台)の甲子園での活躍にふれ、「今日の準決勝も勝ったので、明日はいよいよ決勝戦。講演会が終わったらその足で、応援のためではなく、優勝旗を八戸に持って帰るために大阪に向かいます」と話し、会場を沸かせた。

 講演で、大谷さんは八戸地域がすでに持っている資源の優位性を、交通、観光、農業などを日本の他地域や欧米などと比較し、「この辺は何も無いというのが八戸の人の口癖だが、これだけ恵まれている地域は他には無い」と潜在力を力説。

 「農業が盛んで観光にも優位性があることから、フランスにヒントがあるかもしれない」とし、「世の中の価値観がどんどん変わっている、いつまでもモノ不足や高度成長期の価値観に引きずられず、幸福度を上げていこう」「人間は欲求が満たされた高い段階に入ると『美と健康』に興味が出る。その欲求に応える力も八戸にはある」と講演を締めくくった。

 次回は9月1日、歌人で八戸大使の梅内美華子さんを講師に迎える。入場無料。

  • はてなブックマークに追加

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース