八戸ショッピングセンター「ラピア」(八戸市江陽2)2階ラピアホールで11月17日、「平成28年度 税に関するイラスト・標語作品表彰式」が行われた。
表彰式は三八租税教育推進協議会が主催。八戸市と三戸郡の小学生・中学生を対象に、小学生から「税に関するイラスト作品」、中学生から「税に関する標語作品」を募集。小学生からは12校459点、中学生からは20校1084点もの応募が寄せられた。表彰式には同協議会会長賞や三八地区税務関係団体協議会会長賞などに入賞した児童・生徒が出席して賞状と記念の盾を受け取った。
「税に関するイラスト作品」では、税金によって身近にある学校や教科書、道路、病院などを描く作品が多く、税金があることによって家族が笑顔ある暮らしを送ることができることを感じさせる作品が寄せられた。「税に関する標語作品」では、「未来」「復興」「ふるさと」という言葉が多く、これからも税金がまちづくりのために役立てられてほしいという中学生の願いが伝わる作品が多数入賞している。
表彰式で同協議会の髙橋正之会長は「皆さんの作品を見ると税についてしっかり勉強し、考えていることがよく分かる。これからも税金をはじめとする社会のさまざまな仕組みについて関心を持ち、自分たちの街が明るく住みよい街となるため何ができるかを考え、実行してくれることを願っている」と話した。
「税に関するイラスト作品」で同協議会長賞を受賞した階上(はしかみ)町立階上小学校6年の大江永遠(とわ)さんは「1人の女の子を中心に、たくさんの風船の中に学校や病院などを書いて、税金があるおかげで学校や教科書があるというイメージで書いた。緊張したが、こんな賞を頂けてすごくうれしかった。税金がこれからも国民のために使われ建物や病院などができて、皆が笑顔になってほしい」と話した。
「税に関する標語作品」で「ふるさとの 幸せ運ぶ 税金で」と応募し同協議会長賞を受賞した八戸市立市川中学校3年の田中力さんは「僕たちの故郷が税金によって幸せになればと思って考えた。自分の作品が賞に選ばれると思っていなかったのでびっくりした」とうれしそうな表情を見せた。